ポイントが複雑になりすぎて、よくわからなくなっている鈴木です。
PontaやTポイント等のポイントカードを集めている人も多いと思いますし、クレジットカードで貯まるポイントを集めている方も多いですよね。
でもポイントと言っても大きくわけると利用ポイントと決済ポイントにわかれます。
更にクレジットカードから電子マネーやQRコード決済にチャージすることで貯まるチャージポイントもあります。
利用ポイントとはなにか、決済ポイントとはなにか、チャージポイントとはなにか、詳しく説明します。
またよく言われるポイント2重取り・ポイント3重取りについても説明します。
利用ポイントとは
利用ポイントとは、支払い方法に紐付かないで貯まるポイントです。
コンビニやドラッグストアにいけば
ポイントカードはお持ちですか?
と聞かれるのはもう一般的なことですが、この時にポイントカード(ポイントアプリ)を出して貯まるポイントが利用ポイントです。
ただし利用ポイントにも2種類あります。
- 現金払いの時のみに貯まる利用ポイント
- 支払い方法関係なく貯まる利用ポイント
現金払いの時のみに貯まる利用ポイント
種類はそれほど多くありませんが、クレジットカードやポイントカードを提示して、支払い方法が現金払いのみの時に貯まる利用ポイントがあります。
代表的なものとして、WAON POINTカードやセブンカード・プラス、イオンカードがあります。
セブンカード・プラスは、イトーヨーカドーやヨークマートで提示して現金払いをするとnanacoポイントが貯まります。
WAON POINTカードやイオンカードは、WAON POINT加盟店で提示して現金で支払うとWAON POINTが貯まります。
また三越・伊勢丹のクレジットカードであるエムアイカードも、エムアイカードを提示して現金払いをするとエムアイポイントというポイントが貯まります。
支払い方法関係なく貯まる利用ポイント
支払い方法に関係なくポイントカード(ポイントアプリ)を提示すると貯まるポイントがあります。
- ローソンであれば、Pontaとdポイント
- ファミマであれば、dポイントと楽天ポイントとTポイント
- マクドナルドなら、楽天ポイントとdポイント
- 吉野家なら、楽天ポイントとTポイント
- マツモトキヨシならdポイント
- ツルハドラッグなら楽天ポイント
- ウエルシア薬局ならTポイント
今まではこういう利用ポイントを「共通ポイント」と呼んでいました。
ただ共通ポイントの定義も薄れてきて、最近は電子マネーでも利用場所が多く、ポイントが貯まるものを共通ポイントにしていることもあり、よくわからない状態になっています。
決済ポイントとは
決済ポイントとは、クレジットカードで支払った時にクレジットカードのポイントとして貯まったり、電子マネーで支払った時に電子マネーのポイントとして貯まったりするポイントのことです。
例えば有名なクレジットカードであれば下記のポイントが貯まります
- 三井住友カード=Vポイント
- JCBカード=OkiDokiポイント
- イオンカード=ときめきポイント
- 楽天カード=楽天ポイント
有名な電子マネーであれば下記のポイントが貯まります(貯まらない時もあります)。
- 楽天Edy=楽天ポイント
- Suica=JREポイント
- WAON=WAONポイント もしくはWAON POINT
- nanaco=nanacoポイント
QRコード決済でもポイントが貯まるものがあります。
- 楽天Pay=楽天ポイント
- d払い=dポイント
- auPay=Pontaポイント
- LINE Pay=LINEポイント
Suicaの場合は、JREポイント加盟店になって無ければ、JREポイントは貯まりません(ただし、ビューカードでチャージしているとそれだけでポイント還元率1.5%)。
クレジットカードは提携カードの場合、異なるポイントが貯まることもあります。
チャージポイントとは
チャージポイントとは、クレジットカードから電子マネーやQRコード決済にチャージすることで貯まるポイントです。
例えば、楽天カードで楽天Pay・楽天Edyにクレジットチャージをすると0.5%のポイントが貯まります。つまり1000円チャージすると5ポイント(5円相当)が貯まります。
チャージでお得になると最も言われているのがビューカードです。
ビューカードからSuicaにチャージをすると1.5%のポイントが貯まります。つまり1000円チャージすると15ポイント(15円相当)が貯まります。
ビューカードの中でもおすすめは、JREカードかビックカメラSuicaカードです。
セブンカード・プラスなら、nanacoにチャージすると0.5%(1000円で5ポイント)のポイントが貯まります。
WAONならイオンカードセレクトでオートチャージを行うと0.5%(1000円で5ポイント)のポイントが貯まります。ただしイオンカードセレクトの場合、クレジットチャージではなく、イオン銀行からの即時引落しによる銀行口座チャージとなっています。
現金チャージだとどれだけチャージしてもチャージポイントは貯まりませんが、クレジットカードでチャージするだけでお得にポイントが貯まっていきます。
もし今まで現金で電子マネーやQRコードにチャージをしていたら見直してくださいね。
利用ポイントと決済ポイントの2つが貯まる店舗
利用ポイントと決済ポイント、両方貯まる店舗で購入をした方がお得に思えるのですが、一概にはそうは言えません。
例えばローソンやファミマであれば、利用ポイントも決済ポイントも両方貯めることが可能ですが、コンビニだとスーパーよりも高いことが多いため、トータルで見るとスーパーで購入した方がお得になります。
一方でドラッグストアだと最近では食品まで扱っていることがあり、コンビニというよりはスーパーの価格とほぼ同じであることが多いため、ドラッグストアであれば、非常にお得になることもあります。
- コンビニ=利用ポイント・決済ポイントが貯まるけど元が安くない
- ドラッグストア=利用ポイント・決済ポイントが貯まり元から安い
ただ、コンビニを選ぶ時にセブンイレブンとローソンだったら、両方のポイントが貯まるローソンを選ぶという人も増えているのではないでしょうか?
もっともセブンイレブンはQRコード決済のキャンペーンをいろいろと行うことでお得感を出しています。
利用ポイントと決済ポイントが同じものがおすすめ
ポイントをより多く貯めるのなら、利用ポイントと決済ポイントが同じものを使うのがおすすめです。
例えばファミマであれば、楽天ポイントが利用ポイントとして貯まるので、支払いを楽天カードや楽天Edy、楽天Payで行えば、決済ポイントも楽天ポイントが貯まります。
ローソンであればPontaが利用ポイントとして貯まるので、支払いをPontaが貯まるクレジットカードを使えば、利用ポイント・決済ポイントの両方でPontaが貯まります。
ポイントの分散を防ぐことができるので効率的にポイントが貯まります。
ポイント2重取りと3重取りについて
ここまで読んでくれている人だともう理解していると思いますが、一応ポイント2重取り3重取りについて説明します。
3つのポイントがあることは説明しました。
- 利用ポイント
- 決済ポイント
- チャージポイント
このうち2つを組み合わせてポイントを取得するのがポイント2重取り、3つを組み合わせて取得するのがポイント3重取りです。
ポイント2重取りのパターンであれば3つのパターンがあります。
- 利用ポイント+決済ポイント
- 利用ポイント+チャージポイント
- 決済ポイント+チャージポイント
ポイント3重取りであれば2~5%くらいのポイント還元率を達成することも可能なので非常にお得です。
ポイント3重取りできる組み合わせはほぼ決まっている
ポイント3重取りを行うために必要なもの、それはクレジットカードです。
そして3重取りが可能ですべて同じポイントにできるのは楽天ポイントとPontaの2つだけです。
楽天ポイントであれば楽天カードを利用して楽天Edyや楽天Payにチャージをして、楽天ポイント加盟店を利用することでポイント3重取りが可能となります。
Pontaの場合、auPAYカードでauPAYにチャージして、Ponta加盟店でauPAYで支払えば、貯まるポイントはすべてPontaになります。
この2つ以外の組合わせだと、2つ以上のポイントが発生してしまいます。
よりポイントを効率的に貯めるのであれば2つ以内のポイントに絞って、ポイント3重取りを目指してください。
以上、利用ポイントと決済ポイント、チャージポイントの違いとポイント2重取り3重取りについてについてでした。
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