お金の無かった学生時代・サラリーマン時代、分割払いはよく利用しました。
急な冷蔵庫や洗濯機、エアコンの故障、すぐに買い替えたいけどお金が無い!
だから分割払いにしたいけど、分割手数料が気になる…
という気持ちが非常によ~っく、わかります。
いくらポイントが貯まるクレジットカードでも分割手数料が高ければ意味はありませんし、むしろポイントがあまり貯まらなくても分割手数料が安いクレジットカードの方がお得なことはよくある話です。
そこで分割手数料が安いおすすめのクレジットカードを紹介します。
普通に生活は出来ているけど家電製品等の急な故障があった時に一括払いは難しいというのであれば是非、紹介しているクレジットカードを作ってくださいね。
分割手数料の低いクレジットカードはずばりイオンカード
ずばり分割手数料の低いクレジットカードはイオンカードです!
ただし10回払い関しては若干、ビューカードが安くなっています。
いくつかのクレジットカードで調べた結果が下記の通りです。
*パソコンならクリックで拡大します。
3~6回払いまでならイオンカードがもっとも安い
例えば10万円の冷蔵庫を購入する場合、3回・5回・6回で支払う場合の合計金額と月々の支払金額は下記のとおりです(購入日により若干ズレることがあります)。
3回払い
- イオンカード3回払い:101549円(手数料1549円)
- ビューカード3回払い:101855円(手数料1855円)
- JCBカード3回払い:102327円(手数料2327円)
5回払い
- イオンカード5回払い:102643円(手数料2643円)
- ビューカード5回払い:102856円(手数料2856円)
- JCBカード5回払い:103595円(手数料3598円)
6回払
- イオンカード6回払い:103192円(手数料3192円)
- ビューカード6回払い:103357円(手数料3357円)
- JCBカード6回払い:104236円(手数料4236円)
6回払で1000円以上の差が出る
イオンカードとJCBカード(標準金利)を比べた時、6回払いになると1000円以上もの差が出てきます。
JCBカードの中にはポイント還元率1.2%という高還元率のクレジットカードもあります。
イオンカードはイオン以外で利用したらポイント還元率0.5%しかありません。
でも金利手数料でポイント還元率0.7%の差がなくなります。
12回払い以上においてもイオンカードが最もお得になってきます。
イオンカードもいろいろありますが、下記のように考えてください。
- 普段からイオンで買物をするのなら最もお得なのがイオンカードセレクト
- 普段はあまりイオンで買物をしないのならイオンカード(WAON一体型)
イオンカードセレクトは引き落とし口座がイオン銀行しか選べないというデメリットがあるので、イオン銀行でない銀行から引落しがしたいということであればイオンカード(WAON一体型)がいいでしょう。
なお分割払いでもイオンカードがおすすめ出来ない場合があります。
それは一括払いしか支払えないところで購入する時です。
イオンカードは後から分割払いが不可
イオンカードは分割払いの手数料が安くて非常にお得なのですが、残念なことが1つあります。それは、後から分割払いに出来ないことです。
自動車学校の教習所や一部の店舗では、一括払いのみというところもあるので、後から分割払いが出来ないイオンカードは不便です。
イオンでなら年に数回の分割手数料無料セールも
イオンカードは年に数回、イオンおよびイオンモール等でイオンカードで購入ならば分割手数料が無料になるキャンペーンを実施しています。
家電製品やお高めのブランド品を購入する時に非常にお得です。
なおあくまでもイオンでの購入なので、イオンと関係ない店舗では分割手数料は無料になりません。
特定商品や10回払いはビューカードが安くておすすめ!
特定商品の6回払いならビューカードも安くなりますし、10回払いなら最も金利手数料が安いのもビューカードです。
10万円の商品を10回払いで購入するとどう違ってくるかと言えば下記の通りです。
- イオンカード10回払い:105386円(手数料5386円)
- ビューカード10回払い:105369円(手数料5369円)
- JCBカード10回払い:106817円(手数料6817円)
本当にわずかですが、ビューカードが最安値になります。
特定の商品購入ならビューカードもあり
イオンカードは後から分割払いにすることはできません(リボ払いは可能)。
ビューカードは後から分割払いにすることができます。
1回払いでしか購入出来ないけど、あとから分割払いができてれば・・・と思うものってありませんか?
僕は以前、あとから分割払いに変更できるクレジットカードで6ヶ月定期券を購入していました。
定期券は1回払いしか対応していないため、あとから分割払いにできるクレジットカードで6ヶ月定期を6回の分割払いで買うと、1ヶ月定期を6回買うよりもお得になります。
特にJR東日本の定期券ならビューカードで購入するとポイント還元率が1.5%もあるため、6回払いなら断然ビューカードがお得になります。
ビューカードもいろいろあり、どれがおすすめかは人によって異なりますがおすすめは下記の2枚です。
- 年会費を安くしたい=ビックSuicaカード
- 駅構内でよく買物をする=JRE CARD
三井住友カードもおすすめ
三井住友カードもイオンカードやビューカードに比べると分割手数料が高いものの、他のクレジットカードに比べれば安くなっています。
特に1年で返済する12回払いでは、ビューカードよりも安くなっているので10万円の商品を12回払いで購入したいという時におすすめです。
- イオンカード12回払い:106481円(手数料6481円)
- ビューカード12回払い:108122円(手数料8122円)
- 三井住友カード12回払い:107825円(手数料7825円)
三井住友カードは、イオンカードではできない「あとから分割払い」への変更が可能なクレジットカードにもなっています。
回数が多い分割払いが安い三井住友カード
イオンカードよりは分割手数料は高いものの、12回払い以上になると三井住友カードは比較的安い分割手数料になっています。
クレジットカードは一括払いのみ、でも高額なため、12回払い以上の支払回数にしたいのなら三井住友カードがおすすめです。
海外旅行に行くのなら特におすすめ
三井住友カードのいい点は、イオンカードやビューカードよりも海外旅行での旅行傷害保険が充実していることです。
友人に誘われ、お金が無いのに海外旅行に行くことに・・・なんて時も支払いは三井住友カードで1回払いにして、あとから分割払いにすれば安心ですよね。
そして海外旅行での旅行傷害保険も充実しているから安心です。
若い世代の方に特におすすめ
25才までの若い世代の人に特におすすめしたいのが「三井住友カードデビュープラス」です。
ポイント還元率も高く普段使いのクレジットカードにもおすすめです。
なお三井住友カードは種類も多いので、どれを選んでいいかわからない時は下記記事を参考にしてください。
分割手数料に関する注意事項とQ&A
分割払いの手数料に関して補足しておきたい注意事項と、よくある質問にQ&A形式で答えていきます。
分割手数料は完全な数字では無い
この記事で分割手数料の例を書いていますが、必ずしも同じ分割手数料にはなりません。
というのもいつ購入するかによって微妙に金額がズレることがあるからです。
例えば毎月10日締め、翌月5日に支払うクレジットカードがあったとします。
- 6月10日に購入=支払日は7月5日・25日後の支払い
- 5月11日に購入=支払日は7月5日・55日後の支払い
購入日によっては1ヶ月(30日)も違いが出るため、1ヶ月分の金利が加算されるクレジットカードもあります。
でも、それほど極端な差は出ませんが、必ずしも正確な分割手数料は出しにくい点はご了承ください。
分割払いはカード利用限度額が実質的に減ることは注意を
クレジットカードには利用限度額があります。
例えば30万円の利用限度額のクレジットカードなら30万円までしか利用することは出来ません。
でも一括払いならあまり気にすることも無いのですが、分割払いにしたら気をつけないといけません。
例えば分割10回払いで25万円を使ったら、1回引き落とされた時点で225000円がまだ利用限度額として使われているため、残り使える金額は75000円しかありません。
2回引落があっても20万円はまだ残っているので利用限度額は10万円しかありません。
分割払いをしすぎると利用限度額が中々増えないので注意してください。
本当に使いたい時に使える金額に満たないことがあります。
JCBの金利は高いの?
最初のクレジットカード会社毎の金利をみて、JCBはずっと15%で高いな~と思った方もいますが、これはあくまでも標準の金利・分割手数料です。
どのクレジットカード会社も利用状況を見て、分割手数料は人によって変動するので必ずしもJCBがもっとも高いという訳ではありません。
ビューカードでもイオンカードでも、あまりにも返済状況が悪い(滞納をよくする)ということになると、分割手数料が上がる可能性もあります。
またどのクレジットカードにも下記のように書かれています。
分割払手数料率は金融情勢の変化などにより変更することがあります。
滅多に変更することはありませんが、絶対では無いことは知っておいてください。
リボ払いと分割払い、どちらがお得?
リボ払いと分割払い、どちらがお得か?といえばカード会社によって異なります。
ただ一般的には分割回数が少ないのであれば分割払いの方が安くなるケースが多くなっています。
上記で紹介しているクレジットカードのリボ払いの実質年率は下記の通りです。
- イオンカードのリボ払いの手数料:実質年率15%
- ビューカードのリボ払いの手数料:実質年率13.2%
- 三井住友カードのリボ払いの手数料:実質年率15%
- JCBカードのリボ払いの手数料:実質年率15%
上記の手数料と分割払いの手数料を比べると下記の図の黄色の部分は分割払いの方がお得になっています。
- ビューカードは10回払いまでなら分割払いがお得
- イオンカードは分割払いがずっとお得
- 三井住友カードは分割払いの方がお得
- JCBカードはリボ払いでも分割払いでもほぼ変わらず
ただリボ払いはズルズルと支払い続けてしまう傾向があるので、一旦支払いを終えることができる分割払いがおすすめです。
1回払いと2回払とボーナス払いの金利手数料は、いくら?
クレジットカードで1回払いを選ぶのであれば、どのクレジットカードも手数料はかかりません!
2回払いも99.9%手数料はかかりませんが、稀に手数料がかかるクレジットカードもあります(ライフカードの一部店舗での利用等)。
ボーナス払いも基本的には分割手数料はかかりませんが、ボーナス2回払いになると手数料が発生してきます。
分割払いは追加入金で早く終わらせることも可能
分割払いにしたけど、臨時でお金が入ったから早く支払いを終えたいとなった時は一括で返済することも可能です。
早く支払いを終えればその分、手数料も少なくなるので早く返済出来るのであればクレジットカード会社に連絡をして一括で返済してしまいましょう。
念のために手数料の安いクレジットカードを作ろう!
分割払いの手数料ということでおすすめのクレジットカードを紹介してきました。
意外にもイオンカードが非常にお得だということ、またビューカードもお得であることがわかってもらえたと思います。
一括払いしか出来ないけど高額な支払いの時は三井住友カードがお得であることも。
ただ分割払いはあくまでもお金が無い時の手段です。
普段使う時は1回払い、もしくは2回払いのみ、ボーナスがある場合はボーナス払いにして手数料がかからないようにクレジットカードは使ってください。
今回おすすめしているクレジットカードは、それぞれメリットがあります。
- イオンカード=イオンでの買物でお得
- ビューカード=JR東日本エリアの駅でお得・Suicaチャージでお得
- 三井住友カード=ステータスがあり、3大コンビニでお得
分割払いのことだけで考えずに普段の生活・ライフスタイルに合わせて選んでください。
そうはいってもこの3つのクレジットカードは非常に便利でお得なので、おすすめです。
特にイオンカードであればイオンのお買物で一番お得なイオンカードセレクトをおすすめします。
ビューカードであれば、年会費を実質無料に出来る「ビックカメラSuicaカード」がおすすめです。
三井住友カードは人によっておすすめするものが異なるのですが、25才以下なら三井住友カードデビュープラスがイチオシです。
25才を超えている場合は下記の記事を参考にして是非選んでください。
以上、分割手数料・金利の低いおすすめクレジットカードでした。
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