旅行が好きな鈴木です。特に温泉が好きで温泉ソムリエの資格も持っています。
それはさておき、イオンのマークがついた一般申込みができるクレジットカードの中で2枚のみ旅行傷害保険付きのクレジットカードが存在します。
その1つがKNTカードです。
KNTカードとは
KNTカードは、イオンカードと近畿日本ツーリストが提携して発行しているクレジットカードです。
なお近畿日本ツーリストカードというクレジットカードも出ていますが、そちらは三井住友カードと提携して発行している年会費がかかるクレジットカードなので、間違えないでくださいね。
KNTカードと近畿日本ツーリストカード、特典は比較的似ているので、選ぶのなら年会費無料のKNTカードをおすすめします。
KNTカードの基本情報
- 年会費・発行手数料:ともに無料
- 申込み資格:高校生を除く18歳以上
- 国際ブランド:VISA
- 引落口座:イオン銀行含む金融機関の口座
- ポイント還元率:0.5~1%
- 電子マネー機能:なし
- ポイントカード機能:WAON POINTカード
- Apple Pay:対応(iD)
- イオンiD:非対応
- 貯まるポイント:ときめきポイント・WAON POINT
- ETCカード:発行可(無料)
- 家族カード:発行可(無料)
- 申込みから届くまで(通常申込み):2~3週間
- 即日発行:不可
- 締日/支払日:毎月10日締めで翌月2日に引落し(支払い)
KNTカードの特典・メリット
KNTカードには、様々な特典・メリットがあります。
- イオンで毎月20日・30日 イオンお客さま感謝デーで5%OFF
- イオンで55歳以上は毎月15日のG.G感謝デーで5%OFF
- イオングループの対象店舗でいつでもときめきポイント2倍
- 毎月10日「ときめきWポイントデー」でときめきポイントが2倍
- イオンシネマでいつでも300円OFF(弘前のみ200円OFF)
- ショッピングセーフティ保険で万が一の時も安心
- クレジットカード盗難補償が標準でついている
- 電子マネーWAONへのオートチャージが出来る(別途WAONカードプラス必要)
- ETCカードの発行が無料
- Apple Payに対応している
- ときめきポイントタウン経由でネットショップを利用するとポイントアップ
- イオンカードの優待特典・優待施設を使うことができる
- イオンカード会員限定のセールでお得
- 分割払いの手数料が安い
- イオンモールの専門店で0のつく日はときめきポイント5倍
上記に羅列したのはイオンカードの共通の特典です。
詳しくは下記記事をご覧ください。
上記以外にKNTカードのみの特典があります。
- 近畿日本ツーリストの店舗でときめきポイントがいつでも3倍
- 空港でのレストランの利用料金が10%OFF
- レジャー施設での優待サービスあり
- 旅行傷害保険がついてくる
近畿日本ツーリストの店舗でときめきポイントがいつでも3倍
近畿日本ツーリストの指定の会社で、ホリディやメイトをはじめとしたパッケージツアー、宿泊料金等をKNTカードで支払うと、ときめきポイントが3倍(還元率1.5%)となります。
指定の会社は下記の通りです。
- 株式会社近畿日本ツーリスト北海道
- 株式会社近畿日本ツーリスト東北
- 株式会社近畿日本ツーリスト首都圏
- 株式会社近畿日本ツーリスト関東
- 株式会社近畿日本ツーリスト中部
- 株式会社近畿日本ツーリスト関西
- 株式会社近畿日本ツーリスト中国四国
- 株式会社近畿日本ツーリスト九州
- 株式会社近畿日本ツーリスト沖縄
- 株式会社KNT-CTウエブトラベル
- 株式会社近畿日本ツーリストコーポレートビジネス
貯まったポイントはマイルに交換したり近畿日本ツーリストの旅行券に交換出来ます。
空港でのレストランの利用料金が10%OFF
KNTカードを、羽田・成田・関西・大阪空港の指定レストランで提示すると利用料金(飲食代)が10%OFFになります。
ただし、現在加盟店は減っているようで、各空港で1~3店舗ほどとなっています。
レジャー施設での優待サービスあり
近畿日本ツーリストとの提携施設で割引やプレゼント等のお得な優待サービスがあります。
詳しくは公式サイトでご確認ください。
旅行傷害保険がついてくる
KNTカードには旅行傷害保険がついています。
海外旅行で最高2000万円の障害死亡・後遺障害保険が自動付帯(カード支払いでなくてもOK)、国内旅行で最高2000万円の障害死亡・後遺障害保険がカード利用付帯(旅行代金をカードで支払っていること)がついています。
一般のイオンカードで旅行傷害保険がついているのはKNTカードとイオンSuicaカードのみです。
KNTカードのデメリット
KNTカードのデメリットというよりは、弱いところは下記の2つです。
- WAONカードと紐付けることが出来ない
- 実はそれほどお得では無いかも
WAONカードと紐付けることが出来ない
KNTカードはWAONと一体型ではなく、カードと紐付けることが出来る「WAONカードプラス」にも対応していないため、WAONを紐付けてクレジットカードからのオートチャージでWAONを使うことが出来ません。
FeliCa対応のAndroidスマホであればモバイルWAONというアプリで対応は可能です。
もっともWAONを使わないということであれば関係ありません。
実はそれほどお得では無いかも
近畿日本ツーリストの店舗でときめきポイントが3倍となっていますが、ポイント還元率で言えば1.5%です。
ここで楽天トラベルやじゃらんを使っている人だと、お得なのかな?と思った人も多いですよね。
例えばじゃらんであれば「じゃらんポイント2%+クレジットカードのポイント」で2.5~3.7%ほどのポイント還元率になります。
特にリクルートカードであれば非常にお得になります。
楽天トラベルで楽天カードなら楽天ポイントが2%以上貯まります。
またイオンコンパスというイオンの旅行代理店であれば、イオンカードで支払うと最大6%OFFとなります。
なので、旅行を安くお得に、ということであればそれほどお得では無いクレジットカードに現在ではなってしまっています。
もちろん年会費無料のクレジットカードで国内旅行まで旅行傷害保険がついているのは貴重なので、その点を考慮すればお得なクレジットカードと言えます。
何より、楽天トラベルやじゃらんには無い、店頭でいろいろ聞いて申し込めるという利点が、近畿日本ツーリストのメリットなので、初めての場所や海外旅行で不安がある場合は、KNTカードを作って、店頭で申込むというのもおすすめです。
KNTカードのQ&A
KNTカードを作る際に疑問に思うであろうことをQ&A形式で答えていきます。作る時の参考になれば。
近畿日本ツーリストとイオン以外、どこで使えるの?
クレジットカードの使える場所ならどこでも使うことができます。
イトーヨーカドーでもセブンイレブンでも、Amazonでも楽天市場でも。
また国内にとどまらず、海外でも利用することができます。
国際ブランドのVISAなので海外でも多くのお店・サービスで利用可能です。
KNTカードの審査は厳しい?
イオンカード自体が審査が厳しくないため、KNTカードも審査は厳しくありません。
過去にクレジットカードで何度も滞納したことがある人、借金が数百万単位である人(住宅ローンは除く)以外は普通に作れます。
専業主婦でも学生(大学生・専門学校生)でも、パート・アルバイトでも。
無職や家事手伝いという人以外ならほぼ大丈夫です。
旅行を考えたらゴールドカードの方がいい?
旅行用にクレジットカードを作る場合、ゴールドカードの方がいいと言われている理由は、
- サポートデスクがしっかりしていること
- 空港ラウンジが使えること
- そして海外旅行傷害保険の補償額が大きいこと
が挙げられます。
とくに海外旅行傷害保険はゴールドカードによっては最大1億円というものもあります。
ただ頻繁に海外旅行に行くということもなく、国内旅行もそれほど頻繁に行くことが無ければゴールドカードは不要です。
海外旅行は1~2年に1回は行く、国内旅行は年に数回行く(特に飛行機で)ということなら格安のゴールドカードを持っていたほうがいいでしょう。
なお海外旅行の場合はクレジットカードの保険だけでなく、海外旅行の特に医療費を1000万円くらいまでカバーできる旅行保険に加入されることをおすすめします。
近畿日本ツーリストなら、店頭で海外旅行用の保険についても相談できますよ。
KNTカードを作ろう
KNTカードについて説明してきました。
自分でネットで申し込んで旅行に行くスタイルならお得なクレジットカードにはなりませんが、店頭でいろいろと相談したい!ということであればお得なクレジットカードです。
近畿日本ツーリストってどうなの?と思う方もいるかもしれませんが、丁寧でしっかりとした接客を行ってくれる旅行会社です。
きめ細かいサービスはやはり店頭で育んだ接客の技術があってのことでしょう。
この機会にKNTカードに申し込まれてみてはいかがでしょうか?
以上、KNTカードについてでした。
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