イオンでの普段の買物はWAONを使っている鈴木です。
イオンの電子マネーWAON、使えるところも増えてきて普段使いの電子マネーとして利用している方も多いと思います。
特にイオンやマックスバリュを使う人だと1回に支払う金額が3000円くらいの人もいて、他の電子マネーに比べて1回の使用金額が大きい傾向にあります。
そんな電子マネーWAON、実際にお得なのか、オートチャージ可能なクレジットカードは何があるのか、詳しく説明します。
WAONの種類
電子マネーWAONといって5種類あります。
- カード型のWAONカード(無記名式と会員登録式)
- イオンカードと一体化したWAON
- WAONカードプラス(特定のイオンカードを持っている場合に限る)
- モバイルWAON(おサイフケータイ)
- イオン銀行のキャッシュカードと一体化したWAON
カード型のWAONカード(無記名式と会員登録式)
イオンやマックスバリュなどイオングループのスーパーに行けば300円で販売されているのがカード型のWAONです。
誰でも購入して、WAONステーション・イオン銀行ATM・レジで現金チャージをすればすぐに使うことが出来ます。
もっともこのデザインのWAONカードは既に販売されていません。今はご当地WAONと呼ばれる地域に因んだデザインが施されたWAONカードのみです。
このWAONカードを購入した時点では誰が使っているかわからないため「無記名式」WAONと呼ばれています。
ただ無記名式のWAONは全くお得ではありません。というのもイオンで利用しても200円(税込)に対して1ポイントしか貯まりません(1ポイントは1円相当)。
これをネットや郵送で会員登録をすると、イオンで使った場合200円(税込)で2ポイントが貯まるようになります。
- 無記名式WAON=イオンで使っても200円で1ポイント
- 会員登録済みWAON=イオンで使うと200円で2ポイント
会員登録はネットから簡単に行えるので是非登録して使ってください。
イオンカードと一体化したWAON
クレジットカードであるイオンカードに電子マネーWAONを組み込んだWAON一体型のクレジットカードもあります。
イオンカードと一体化したWAONのメリットはWAONカード購入費用300円がかからないことです。
またクレジットカードの情報が既に登録されているので、会員登録済みとなり、イオンで200円(税込)毎に2ポイントが貯まります。
オートチャージも可能です。
なおWAONが組み込まれたイオンカードで最もお得なのがイオンカードセレクトです。
WAONカードプラス(特定のイオンカードを持っている場合に限る)
イオンカードは今はほとんどがWAONと一体化していますが、一部一体化していないイオンカードがあります。
一体化していないイオンカードを契約した時に、イオンカードに紐づけてオートチャージもできるようにすることができるWAONカードが「WAONカードプラス」です。
ただ「WAONカードプラス」のデメリットは発行手数料が300円かかることです。
モバイルWAON(おサイフケータイ)
モバイルWAONはAndroidスマホでFeliCa機能が搭載された機種でのみ使うことができるスマホ決済用のWAONです。
iPhoneでは利用することが出来ません。
メリットは発行手数料がかからないことです。
なお既にWAONカードを持っているから持っているWAONカードをモバイルWAONにしたいと思っても、することは出来ません。
モバイルWAONは新規発行のみです。ただしイオンカードでチャージ及びオートチャージが可能となります。
イオン銀行のキャッシュカードと一体化したWAON
イオン銀行のキャッシュカードにWAONが一体化したものがあります。
発行手数料は無料なのでお得です。
また銀行口座から直接引き落とす仕組みのオートチャージも可能です。
JMB WAONについて
5つの種類の中には含めませんでしたが、JMB WAONというものがあります。
WAONを使った時に貯まるポイントがイオンのポイントではなく、JALのマイルというWAONです。
イオン系のポイントではなく、他のポイントを貯めたいという方におすすめです。
電子マネーWAONのポイント還元率と特典・メリット
お得かどうか、他の電子マネーである楽天EdyやSuicaと比べると同じくらいです。
ポイント還元率は200円で1ポイント(1ポイントは1円相当)です。
ただしイオンやマックスバリュ等、イオンのお店で使う分には非常にお得になります。
それがWAONの特典・メリットになっています。
理由は7つ
- イオングループの特定店舗で使うとポイント還元率は1%になる
- イオンやマックスバリュで特定商品を買うとボーナスポイントが貯まる
- イオンやマックスバリュで毎月20・30日は5%OFFになる
- 55才以上なら毎月15日のイオンやマックスバリュのG.G感謝デーで5%OFF
- ありが10デー・10くとくカードデ-・お10くデーでお得になる
- イオンモール専門店限定 0のつく日はポイント5倍
- ポイントを1ポイントから交換・利用できる
イオングループの特定店舗で使うとポイント還元率は1%になる
Suicaは多くのところで使えるのですが、Suicaを使ってもポイントが貯まらない店舗が多い反面、WAONは必ずポイントが貯まります。
その時のポイント還元率は下記の通り
- イオングループの特定店舗=200円(税込)で2ポイント
- イオングループ以外の店舗=200円(税込)で1ポイント
なおWAONでも会員登録していない無記名式だとイオングループの特定の店舗でも200円で1ポイントになるので、会員登録は是非してください。
特定のイングループの店舗は下記の通りです。
イオン、イオンスタイル、ダイエー、グルメシティ、マックスバリュ、イオンスーパーセンター、ザ・ビッグ、アコレ、ピーコックストア、ホームセンターサンデー、KOHYO、まいばすけっと、マルナカ、イオンモール、ビブレ、フォーラス、OPA、イオンリカー、イオンバイク、R.O.U、イオンボディ、ホームワイド、ミニストップ
*イオンモール等のショッピングセンターだと対象外テナントあり)
イオン等で特定商品を買うとボーナスポイントが貯まる
イオンやマックスバリュ、まいばすけっと等のスーパーで「ボーナスポイント」という仕組みがあります。
特定の商品を購入すると通常のWAONポイントにプラスしてボーナスポイントが付与されるというものです。
欲しい商品が対象になっているとかなりお得です。
ボーナスポイントは商品価格の1割くらいのポイントがつくのが一般的ですが、最近だと「スーパーポイントボーナス」で商品価格の2~3割くらいがつくこともあります。
イオンやマックスバリュで毎月20・30日は5%OFFになる
おなじみイオンのお客さま感謝デー、テレビCMでよく流れるのでご存知の方も多いのではないでしょうか?
毎月20・30日にイオンやマックスバリュで購入すると5%OFFになるというお得なセールです。もちろんWAONのポイントも同時に貯まります。
55才以上なら毎月15日のイオンやマックスバリュのG.G感謝デーで5%OFF
イオンやマックスバリュ、ザ・ビッグ等で毎月15日はG.G感謝デーとなり55歳以上の方で、WAONで支払うとほとんどの品が5%OFFとなります。
ただし「G.G WAON」「ゆうゆうWAON」、WAONステーションで55才以上であることの情報を加えたイオンカードに一体になっているWAONのいずれかで無ければ5%OFFにはなりません。
普通に300円で買ったままのWAONだと55才以上でも適用されないので注意して下さい。
対象店舗は下記の通りです。
- イオン
- イオンスタイル
- マックスバリュ(エクスプレス・グランド含む)
- イオンスーパーセンター
- ビブレ(実施していないテナントあり)
- ザ・ビッグ(エクストラ含む)
- キミサワ(キミサワグラッテ含む:静岡県)
- ザ・コンボ(神奈川県)
- ピーコックストア
- KOHYO(光洋:関西)
- 山陽マルナカ(山陽エリア)
- マルナカ(四国エリア)
- ダイエー
他にもイオン系列の一部の専門店で5%OFFになることもあります。
ありが10デー・10くとくカードデ-・お10くデーでお得になる
住んでいる地域で異なるイオンのセールはいくつかありますが、毎月10日行われるセールがあります。
- 主に本州・沖縄:ありが10デー(ありがとうデー)
- 北海道:10くとくカードデー(とくとくカードデー)
- 九州:お10くデー(おとくデー)
ありが10デーはWAONで支払うとポイントが5倍(200円で5ポイント)になります。
10とくとくカードデーはWAONで支払うと5%OFFになります。
お10くデーはWAONで支払うと5%OFFになります。
地域のイオン系列のスーパーだと実施ているところとしてないところがあり複雑ですが、イオン・イオンスタイルであれば実施しており、WAONでの支払いがお得な日となります。
イオンモール専門店限定 0のつく日はポイント5倍
毎月10日・20日・30日は、イオンモール専門店で電子マネーWAONで支払うと通常200円につき1ポイントのところ、5倍の200円で5ポイントが貯まります。
対象となるテナント・専門店は各イオンモールで異なります。
なお北海道のイオンモールでは、イオンモール旭川駅前のみが対象で他のイオンモールは対象外となっているので、注意してください。
ポイントを1ポイントから交換・利用できる
イオンカードで貯まる「ときめきポイント」は1000ポイント以上500ポイント単位での交換となりますが、WAONの利用で貯まる「WAON POINT」「WAONポイント」は1ポイント1円から交換したり利用することができます。
ポイントはできるだけ早く使いたい!という場合、メリットとなっています。
WAONへのオートチャージでポイントはつくか?
今は電子マネーにオートチャージをするとポイントがついて、電子マネーの利用でもポイントがつくポイントの2重取りが人気です。
WAONはオートチャージでポイントがつくのか?と言えば、クレジットカードによるチャージ・オートチャージではポイントはつきません。
ただし、イオン銀行からのオートチャージだとポイントがつきます。
- イオンカードセレクト
- イオン銀行キャッシュ+デビット
上記の2つのカードのはイオン銀行のキャッシュカード機能を持っているため、イオン銀行からの即時引落しによるWAONへのオートチャージが可能で、1000円で5ポイントが貯まります。
イオンカードセレクトは、クレジットカード機能もついていますが、オートチャージはクレジットカード機能からではなく、イオン銀行からです。
イオン銀行から即時チャージですが、イオン銀行に残高が無ければオートチャージはされません。
イオン銀行の特典は公式サイトをご覧ください。
イオンカードセレクトやイオン銀行キャッシュ+デビットでオートチャージしてイオンで使うとチャージで0.5%のポイント還元、使用で1%のポイント還元となって、合わせて1.5%のポイント還元となり、イオンカードで購入するよりもお得になります。
なおイオンカードセレクトもモバイルWAONへはクレジットカードによるオートチャージは可能ですが、その場合はチャージポイントはありません。
例外中の例外、KASUMIカード
茨城県を中心に埼玉や千葉、栃木県でスーパーマーケットを展開しているKASUMIというイオングループのスーパーがあります。
このKASUMIでお得になるKASUMIカードのみクレジットによるオートチャージでポイントが貯まります。
ただし、KASUMI店舗でのオートチャージのみで、イオンやマックスバリュ等、他の店舗でオートチャージになってもポイントは貯まりません。
KASUMIでオートチャージになった時だけ1000円で5ポイントが貯まります。
WAONへオートチャージできるクレジットカードは?
WAONが出来た当初は現金(イオン銀行からの即時引落しを含めて)しかチャージができなかったWAONですが、現在はイオンのマークがあるクレジットカードならすべてオートチャージが可能となっています。
加えて、三井住友カードおよびJP BANKカードからもクレジットカードによるオートチャージが可能になっています(JP BANKカードはJP BANK VISAカード/マスターカードのみ、JCBは対象外)
ただし三井住友カードやJB BANKカードの場合は専用のWAONカードを購入(300円)しないとオートチャージはできません。
- イオンのマークがついたクレジットカード
- 三井住友カード
- JP BANKカード VISAカード/マスターカード
この3種類を持つ必要性があります。
なおJMB WAONというJALマイルが貯まるWAONなら、JALカードからのチャージも可能です。
WAONで貯まるポイント
電子マネーWAONを使って貯まるポイントは、実は2種類あって、少し複雑になっているのが面倒なところです。
というのも使う場所で貯まるポイントの種類が違うから
- イオングループで使う=貯まるポイントは「WAON POINT」
- イオングループ外で使う=貯まるポイントは「WAONポイント」
「WAON POINT」と「WAONポイント」読み方は同じでも異なるポイントです。
WAON POINTはWAON POINT加盟店で1ポイント1円で使えます。
WAONポイントはそのままでは使えず、電子マネーWAONに交換して使います。
なおWAON POINTも電子マネーWAONに交換して使えます。
複雑なイオンのポイントについては下記をご覧ください。
WAONが使えるお店・サービス
WAONはイオングループ以外のお店・サービスでも使うことができます。
イオングループ以外で使える代表的な店舗は下記です。
WAONが使えるコンビニ
ファミリーマート、ローソン、ポプラ、スリーエイト、生活彩家、セイコーマート
もちろんイオングループのミニストップでも使えます。
WAONが使えるドラッグストア
ツルハドラッグ、くすりの福太郎、ドラッグストア ウェルネス、レディ薬局、サツドラ、ドラッグ セイムス、ドラッグストア スマイル、アメリカンドラッグ、くすりの救命堂、スギ薬局グループ、クスリのアオキ、新生堂薬局、薬王堂、ココカラファイン
WAONが使える専門店
ビックカメラ、コジマ、ソフマップ、エディオン、上新電機、はるやま、TSUTAYA、しまむら、アイベル
WAONが使える飲食店
マクドナルド、吉野家、かっぱ寿司、小僧寿し、安楽亭、ドミノピザ、コメダ珈琲点、ステーキのどん、どん亭、フォルクス、上島珈琲店、炭火焼きレストラン さわやか、沖縄A&W
他にも多くの店舗・サービスで使うことが出来ます。
高速道路のSA・PAの売店や空港の売店等でも使えます。
WAONに関するQ&A
WAONに関してよくある疑問・質問にQ&A形式で答えていきます。
WAONを複数持っているけどポイントの合算は可能?
複数のWAONを意図せずに持ってしまった場合、WAONを使用して貯まったWAON POINTは合算できるか?と言えば、できます。
方法はスマホアプリ「smartWAON」を使えば、複数のWAONで貯まったポイントを1つにまとめることができます。
smartWAONはWeb版もあります。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
WAONポイントの場合は、WAONステーションでまとめることが可能です。
WAONを使ったらWAON POINTが貯まったけど問題ないのか?
イオンの公式サイトでもいくつか間違った記述をしている場合があります。
例えばイオンカードの公式サイト「暮らしのマネーサイト」の「よくある質問」では下記のように説明されています。
電子マネーWAONポイントは「電子マネーWAON」でお買い物いただいた際に、たまるポイントのことです。
なお、電子マネーWAONポイントは「電子マネーWAON」に交換(ポイントチャージ)して、お買い物にご利用いただけます。
これは間違いで、電子マネーWAONで買物をした場合、買物をした場所によって、WAON POINTの時とWAONポイントの時があります。
間違っているけど長い間修正されていない問題です。
現在は修正されています(2020年8月ころに修正された模様)
WAONを落とした・紛失した場合はどうすればいい?
紛失したWAONの種類によって異なります。
- 無記名式WAON=諦めるしかありません
- 会員登録済みWAON=届けでれば、届けでた時点での残高・ポイントは保障されます
無記名式のWAONは誰のものかわからないため、どうすることもできません。お金を落としても自分のものと証明する手立てが無いのと同じです。
会員登録してあるWAONは、届け出る前までに使われてしまった場合は保障されませんが、届け出た時点以降はロックをしてくれるので、不正利用はされなくなります。
届け先は使っているWAONによって異なります。詳しくは公式サイトを見てください。
間違って多くチャージしすぎたけど、払い戻せる?
1度チャージした分は払い戻してもらうことはできません。返金はできないので、チャージは気をつけて行ってください。
以上、電子マネーWAONについてでした。
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