そういえば高校時代に月賦で自転車を購入したことがある鈴木です。
全く聞かなくなった言葉に「月賦」があります。もう若い世代の人の中には言葉の意味そのものを知らない人もいそうですね。
月賦とは何なのか、分割払いやローンとは何が違うのか詳しく説明していきます。
月賦・月賦払いとは
月賦・月賦払いは分割払いの一種です。
例えば10万円の商品を購入する時に1万円を毎月10回支払っていくという約束の元、売買契約をすることです。
それだと分割払いと同じでしょ?と思うかもしれませんが異なります。
何が異なるかと言えば、契約行為に第3者が存在しません。
もう少し詳しく解説すると下記のようになります。
月賦・月賦払い=購入者と販売者だけで契約が成り立つこと
昭和50年代までは分割払いの契約そのものは希薄だった
幼稚園か小学校低学年の頃、近所の電気屋さんが月に1回、集金に来ていました。
もう40年以上前の話です。
冷蔵庫かエアコンを親が買った際に分割払いをお願いしていたのですが、特にクレジットカードや分割払い契約をせずに、馴染みのお客という事で普通に分割払いをお店にお願いして購入していたんです。
馴染みのお店と馴染みのお客、それだけで分割契約が出来ていた時代もあったんです。
1970年代(昭和50年代)の事です。
この時代に既にクレジットカードはあったのですが、まだまだ普及はしていませんでした
そして個人間の信用(クレジット)だけで分割払いが出来ていた時代もあったという事に今としては驚きですよね。
そして親は分割払いの事を月賦で払うと言っていたんですよね。
つまり月賦とはお客さんと店舗の間にローン会社・クレジットカード会社が入らずに売買契約で月の分割払いにするというものです。
今でもある月賦販売
高校生になってすぐ、通勤用にいい自転車が欲しくて、でもお金がなくて、貧乏だった我が家は兄の家庭教師をしていた先生の実家が自転車店ということもあり、分割で支払えないか?と親が相談してくれたんです。
家庭教師料を1年間支払っていた実績もあった訳で、月1万円で支払うことを快諾してくれて自転車を購入しました。
実際に今でも地方の商店街の店舗では長い間の知り合いということで月賦販売をしているところもあるそうです。
現在では分割払いは第3者が存在するのが一般的
今では個人間での分割払いの契約行為は非常に怖い、ということで必ず間に第3者が存在しています。
というのも店舗側は支払われないリスクを抱えることになるので、支払いを保証してくれる会社を中に入れたい訳です。
そこで生まれた会社がローン会社(信販会社)やクレジットカード会社です。
上記の図はクレジットカードの例ですが、ローン会社(信販会社)、銀行でのローンの場合でも同じで、クレジットカード会社・ローン会社(信販会社)が間に入って仮にお客さんが払えなくなった時でも、保証をしてくれるのでお店としては安心して分割払いでも販売できるようになっています。
ただこの保証のために販売手数料というものクレジットカード会社・ローン会社(信販会社)に支払っているわけです。
リスクとして分割払い手数料をクレジットカード会社・ローン会社(信販会社)はお客さんからもらっている訳です。
分割払いがすぐできるようにクレジットカードは作っておこう
分割払いが必要な時って、どういう時ですか?
大型家電(冷蔵庫・洗濯機)が故障してすぐに必要だけど買うだけのお金が無い、という人がおそらくもっとも多いと思います。
ボーナス一括払いもあるけど、ボーナスが無い会社や職業・パート・アルバイトの人であれば難しいですから。
大型家電量販店にいけば間にローン会社(信販会社)を入れてクレジットカードがなくても分割払いに応じてくれますが、手続きに時間がかかります。
でも、クレジットカードを事前に作っておけば手続きに時間もかかりません。
クレジットカードを作っておくということは時間の節約にもなる訳です。
分割払いの金利手数料が安いクレジットカードを1枚は作っておくことをおすすめします。
何回払にするかでも異なりますが、10万円の10回払いならビューカードやイオンカードが金利が少なくておすすめです。
以上、月賦・月賦払いとは何なのか?というお話でした。
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