家電量販店で大型家電・高額家電を購入する場合はポイント値引きではなく現金値引き(でも支払いはクレジットカード)を選ぶことが多い鈴木です。
さて、家電量販店で大型家電・高額家電を購入する時にポイント値引き(ポイント還元)で購入するのがお得なのか、現金値引きで購入するのがお得なのか、悩むことがありますよね。
実際、どちらがお得なのかネットで調べるとどこも現金値引きがお得!と説明されているけど、本当なのかな?と思うことも。
家電売場やパソコンショップで10年以上勤めてきた管理人が、どちらがお得なのか詳しく解説します。
本当は口止めされているお得な買い方まで説明するので最後まで読んでくださいね。
ポイント値引きと現金値引き、どちらがお得か?
結論から言うと基本的には現金値引きの方がお得です。
なお家電量販店でいう現金値引きというのは、現金で支払うことでは無いので注意してくださいね。
10万円の家電製品を購入する際にポイントで1万円分つけます!というのがポイント値引き・ポイント還元といいます。
10万円の家電製品を購入する際に1万円値引きします!支払い方法は現金でもクレジットカードでも構いません、というのが現金値引きです。
- ポイントでお得にする=ポイント値引き
- 価格自体を下げてポイント付与は無し=現金値引き
よく言われる9.1%の値引き率
ポイント還元と現金値引き、どちらがお得か?という時によく説明される時に言われるのが、9.1%の値引率です。
例えば10万円の家電製品を購入した時に10%の現金値引きか、10%の現金値引きか、どちらが得か?ということがよく説明の事例で使われているのですが、その時にポイント還元だと9.1%の値引きしか無いということがよく言われます。
10万円の家電製品で10%のポイントがつくということは1万円分のポイントがつくということになります。
1万円分のポイントで別の商品を購入してもポイント購入の場合はポイント付与対象外というのがほとんどの家電量販店でのルールです(ヤマダやビックカメラ等)。
つまり
10万円の購入+1万円分のポイントでの購入で11万円分の購入=得したのは1万円分
1万円÷11万円=得した率は約9.1%です。
でも10万円の家電製品で1万円値引きしてもらうと9万円で買えます。
この時は1万円÷10万円で10%得したことになります。
- 10万円でポイント1万円分=最終9.1%の値引率
- 10万円で1万円の値引き=最終10%の値引率
ポイント10%と値引き8%ではどうか?
家電量販店でよくあるのが、ポイント還元なら10%、現金値引きだと7~8%の値引きというものです。
これがあるから悩むんですよね。
先に書いた通り同じ値引率なら現金値引きの方がお得なのですが、ポイント10%と現金値引き7~8%の場合だと、先に書いた通り9.1%の値引率となるので、ポイント10%の方がお得になります。
ただし、ポイントで次に買うものが明確に決まっていないのであれば、値引きで購入した方が後々お得です。
- 10万円分の購入で、いつ使うかわからない1万円分のポイント
- 10万円分の購入で、すぐにお得になる7000~8000円
またポイントは翌日以降使えるということが多いので、また来ないといけないという手間が発生します。
その時の買物コスト(店舗に訪れるまでにかかる費用が時間)まで考えると、全くお得ではなくなることも。
つまり2~3%の差ならトータルでは現金値引きの方がお得です。
なぜ家電量販店がポイント制度を行っているか考えよう
そもそも家電量販店がポイント還元という制度を行っている理由をご存知ですか?
2つの理由があります。
- 値引きに関する接客時間を削減するため
- ポイントを失効させる人が多く実際には家電量販店側が得をするから
家電量販店がポイント還元を始めた理由は、値引きに関する接客時間を削減するためです。
そしてポイントに有効期限を設けることで、結局ポイントを使い忘れて失効させる人が多いので、仮にポイント還元率10%だったとしても実質的に使われるのは多くて7~8%です。
その分、家電量販店は得をする仕組みになっています。
こう聞いてしまうと現金値引きの方がお得だということがわかりますよね。
ビックカメラはある意味わかりやすい
ビックカメラってはっきりとどのポイントが貯まりやすいか書いてあるんですよね。
ビックポイントだと10%のポイント還元ですが、ポイント購入でまたポイントが貯まる楽天ポイントだと5%しか貯まらないとか、露骨にわかりやすいです。
ビックカメラの場合も値引き交渉に応じてくれることがあるので、現金値引きはまず行ってくださいね。
でもビックカメラで買うことが多いけど値引き交渉とか面倒だし言いにくいな…という方であれば、ビックカメラSuicaカードがおすすめです。
5万円までの商品となりますが、ビックカメラSuicaカードでSuicaにチャージしてSuicaで仕払うと最大11.5%のポイント還元率となり非常にお得です。
家電量販店でお得に買える日やコツ
家電量販店でお得に買える日やコツがあるのはご存知でしょうか?
土日祝は大幅値引きを行うことが多い
家電量販店は平日よりも土日祝に大幅値引きを行うことが多くなっています。
その理由は、大幅値引きは販売会社に嫌われるので、販売会社が休みの日である土日祝に大幅値引きを行うことが多くなっています。
本来は価格というのは家電量販店側で決めていいのですが、あまりに安売りをされてしまうと、他の店との兼ね合いもありますし、ブランドイメージを低下させてしまいます。
だから大型家電を購入するのであれば大幅値下げを行っている可能性が高い土日祝に買うことがおすすめです。
販売会社とメーカーの違い
家電メーカーと言えば、SONYやPanasonic、日立や三菱、シャープ等を思い浮かべると思います。
これらの会社はあくまでもメーカーであって基本的には直接家電量販店に販売をしていません。
家電量販店に販売するのは各メーカーの子会社である販売会社であったり、代理店であったりします。
これは自動車業界の方がわかりやすいのですが、トヨタはあくまでも自動車を作る会社ですが、販売しているのはトヨペットだったり、ネッツだったりしますね。
家電も同じようにメーカーと家電量販店の間に販売会社や代理店が入っています。
最近は電気やガスも同じで電気やガスを作る会社と、電気やガスを販売する会社がわかれています。いわゆる電気の自由化・ガスの自由化がそうです。
2010年くらいまでは電気やガスは作る会社と販売する会社が同じでしたが、今は分離されています。
家電製品をお得に買うコツ
冷蔵庫等の大型家電製品を買う時に、メーカーや型番(製品)を決めて、もう買うものが決まっている場合と、家電量販店にいって見て、気に入ったものや安いものを購入しようとする人がいますよね。
- 買う家電製品が明確に決まっている人
- 家電量販店で見てから決める人
ほとんどの人は後者であると思います。
デジタル家電(パソコンやデジカメ)になると決めている人は多くなりますが、白物家電(冷蔵庫や洗濯機、エアコン等)は家電量販店で見たり話を聞いたりして、購入する人が多いでしょう。
で、家電量販店でたまにめちゃくちゃお得な製品が出回っている場合があるんです。
だから家電量販店に行ってから決める方がお得になることが多々あります。
でも、なぜめちゃくちゃお得な製品が出回るかと言えば、販売会社を通さないでメーカーから直接仕入れていることがあるからです。
大手家電量販店だと、たまに販売会社・代理店を通さないでメーカーから直接買い入れることがあります。
この場合、販売会社にバレるとメーカーも家電量販店も販売会社・代理店から怒られるので、内緒で販売しますし、値札(ポップ)にも実際に販売している価格を書いてないことが多くなっています。
土日祝で販売会社が来ない!と思った時は値札に書いてしまうこともありますが。
販売会社や代理店を通さないことでかなり安く仕入れられるので、大特価で販売していることがあります。
運がいいとこういう大特価商品を買うことができるので、家電量販店の店員の方に
お得な商品はありませんか?これなら値引きできる!というもので。
と聞くと非常に安くなる商品を教えてくれることがあります。
何回かメーカーから直接仕入れて販売したことあるけど、販売会社が来ないか、ドキドキしながら販売してましたよ。
本社からは、絶対にバレないように売れよ!って言われているし
ダメ元で価格.comやヤマダ ウェブコムの価格で交渉しよう
家電製品を買う時、価格.comやヤマダウェブコムで事前にどれぐらいの価格か調べてから購入する人も増えましたよね。
最近、僕は家電製品を購入する時はずばり価格.comやヤマダウェブコムの価格をスマホで見せて、この価格になりますか?と直接聞くことが多くなりました。
特にヤマダウェブコムの価格に合わせてくれる家電量販店は多いので役立っています。
実際、店舗のヤマダよりヤマダウェブコムの方が安いので、ヤマダの店頭でも役立ちます。
なおノジマだけはノジマのオンラインショップの価格には合わせてくれないんですよね。
価格交渉は駄目元で是非、行ってください。その時に直接スマホで価格.comやヤマダウェブコムの価格を示すことは有効です。
このページをブックマークしておいて、家電量販店で価格.comやヤマダウェブコムの価格を見せながら交渉してくださいね。
以上、家電量販店ではポイント還元と現金値引き、どっちがお得か?お得に買える日やコツについてでした。
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