家電売場・パソコンショップで通算10年以上働いていた鈴木です。
今はどこの家電量販店でも1万円以上の家電製品なら延長保証に入る事を薦められたり、もしくは最初から5年以上(パソコン等デジタル家電は3年の場合もあり)の延長保証が組み込まれていたりしますよね。
最初から組み込まれているものは良いとして、お金を払って延長保証には入るべきなのでしょうか?
パソコンショップや家電量販店で働いていた経験から延長保証に入るべきかどうか説明していきます。
家電・パソコンの有料延長保証・ワイド保証・長期保証とは
家電量販店やイオン等の家電売場では、購入金額の5%(一部30000円未満の商品は1000円の固定金額)を購入時に支払うことで3~10年間、保証するというものです。
期間は購入する商品によって異なります。
- パソコン・デジカメ等=3年間
- 冷蔵庫・洗濯機等=5~10年間
保証内容も各店で異なっていますが、基本的には自然故障に対しての修理代を保証するというものになっています。
中には落雷・火災も保証するというものもあります。
無料で延長保証をつけているところもありますが、故障のみで、年数に応じて自己負担する部分が大きくなっていくのが特徴です。
有料の延長保証は自己負担する部分が一定か安くなっているのが特徴になっています。
- 参考:ヤマダ 有料延長保証
- 参考:コジマ 長期保証
- 参考:ビックカメラ 長期保証
家電・パソコンの延長保証、加入することをおすすめ
結論から書くと延長保証には入ることをお薦めします。
家電製品は半年から2年の保証がついている事が多いのですが高額なものは入っておく方が安心です。
家電製品は突然壊れます。
冷蔵庫や洗濯機、10年以上使っているけど壊れた事なんて無いよ!という人もいますが、それは運が良かっただけです。
冷蔵庫や洗濯機でも1年経たずに壊れる場合もありますし、2~3年で故障する場合もあれば、20年経っても壊れない時もあります。
当たり前ですが、いつ壊れるか解らないからこそ、延長保証というものが成り立つ訳です。
実際に日本でもある程度有名なメーカーの家電製品で、白物家電と呼ばれるものであれば5年以内に故障する確率なんて1割も無いでしょう。黒物家電・デジタル家電と言われるものはもっと故障率は高いのですが。
実際に加入しているかどうか?と言われると加入することもあれば加入しないこともありますが、概ね7割程度は加入しています。
実際に延長保証を使った事は何度かありました。
ネット通販で延長保証が無いところはどうする?
ネット通販で延長保証が無いところはどうするか?と考えた方もいるでしょう。
そういうところは運送会社が延長保証を有料で行っている事があります。
例えば大手ならクロネコヤマト
インターネット通販でヤマト便を利用されて配送された家電製品に延長保証を後からでも(30日以内)延長保証を申し込めるというサービスです。
ヤマト便を指定出来るネット通販のサイトならヤマト便を指定して、このサービスに加入するというのも1つの手ですね。
しかし、延長保証のほとんどは故障のみの対応です。破損には対応してくれません。
破損の場合はクレジットカードを確認
破損の場合は延長保証では保証してもらえません。購入してすぐに落として壊してしまったなんて場合は泣くにも泣けない事もあります。
実際に僕も購入して1週間でノートパソコンを落として液晶を割ったという経験があります。本当に悲しい想い出です。
でも、もしクレジットカードで購入していたら、クレジットカードの保証を見直してみて下さい。
例えば小型家電製品(デジカメ・ノートPC・スマホ等)は、必ずイオンカードで購入するという人がいます。
イオンカードの「ショッピングセーフティ保険」はイオンカードで購入したものが180日以内に盗難・破損等の被害にあった場合に修理代・購入費等を補償するという内容ですが、有料・無料のクレジットカードを含めて最強と言われていますし、実際に最強です。
一般的なクレジットカードはお買い物保険は90日までですが、イオンカードはその倍の180日間の保証です。
これを知ってから小型の持ち運ぶ家電製品(デジカメ・ノートパソコン等)はイオンカードで買うようにしました。
別にイオンで購入しなくてもOKです。イオンカードで支払っているだけで良いので。
同じような保証をセゾンカードが有料で受けているところを見ると、いかにイオンカードの「ショッピングセーフティ保険」が凄いか、わかると思います。
スマホやタブレット、パソコンならモバイル保険の検討も
最近はスマホやタブレットが普及したことでスマホやタブレット専門の保険(補償)もでてきています。
参考:モバイル保険
月々700円の保険料で3台までスマホやタブレット、パソコンを保証してくれます。
最大年間10万円までの補償となっています。
この補償の凄いところは中古品でも条件付きで加入できることです。
中古品でも国内メーカーの製品で、端末取得日から3ヶ月以上の販売店による保証がついている端末であれば対象となります。
なおオークションで取得したものや、友人・知人から譲渡されたものは対象外となります。
ただし、購入時に中古品であった通信端末については、メーカー保守期間が終了し交換部品が調達できず修理不能となった場合には保険金は支払われません。
中古品でも販売店独自の3ヶ月・6ヶ月保証がついていることが多いので、そういった商品であれば加入することができます。
例えば中古でもiPhoneは高いです。普通に新型のiPhoneであれば7万8万円します。
しかも中古で購入した場合、メーカー保証は既になくAppleCare+にも入ってない場合があります。そんなiPhoneが故障した場合は有償修理しかありません。
でも販売店の保証が3ヶ月あればOKということなので、3ヶ月だけの保証が不安なら加入するのもいいのではないでしょうか?
家電は延長保証に入るか補償のあるクレカで買おう!
家電製品が故障するか、盗まれるか、落雷の被害にあうか、そんなものは誰にもわかりませんが、誰にもわからないのだから、念のために延長保証には入っておくことをおすすめします。
入るのお金の無駄!と思う方でも小型家電製品だけでもポイント還元率とか気にせず、イオンカードで購入すると半年は補償されるのでおすすめです。
- 延長保証に加入する
- 加入しない場合は補償の厚いクレジットカードで購入する
以上、家電・パソコンの有料の延長保証・ワイド保証・長期保証には入るべき?というお話でした。
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