銀行口座は支払い等の関係で5つを使い分けていますが、口座にほぼお金が入っていない鈴木です。
新社会人になった方、既に新社会人とは言えない方でも銀行口座はいくつか持っていると思いますが、いくつの口座を持っていますか?
おそらく1つだけという方は少ないと思いますが、実際にはいくつ口座があるのがいいのでしょうか?
ずばりおすすめは4つの銀行口座を持つことをおすすめします。
なぜ4つの口座なのか、どの銀行に持てばいいのか詳しく解説していきます。
銀行口座を4つ作るの意味
同じ銀行で4つ作っても意味がありませんし、そもそも4つも同じ銀行では口座を作ることは出来ません。
ではどういう区分で4つの口座なのか?と言えば下記の通りです。
- 都市銀に1つ
- 地方銀行・信用金庫に1つ
- ゆうちょ銀行に1つ
- ネットバンクor新たな形態の銀行
それぞれの意味も含めて説明していきます。
都市銀に口座を作る意味
メガバンクと都市銀は別のものですが、大きな全国規模の銀行を作っておきましょう!という意味です。
都市銀は一般的には下記の5つです。
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
なお上記の5つの銀行をグループ別にとらえてメガバンクとすることもあります。
- 三菱UFJフィナンシャルグループ
- 三井住友フィナンシャルグループ
- みずほフィナンシャルグループ
- りそなホールディングス
メガバンクに口座を作る理由は3つです。
- 安定している(倒産の危険が少ない)
- 対応しているATMが多い
- いろいろな自動引落の契約でもメガバンクなら対応している
対応しているATMは多いことは多いのですが、今はほとんどの銀行・信金がほとんどのATMで入金・出金が可能なので、それほど気にすることはありません。
重要なのは様々な自動引落・口座振替に対応していることです。
例えば確定申告で所得税の引き落とし口座、楽天銀行を指定したら対応していないので別の銀行にしてください、と言われました。
また賃貸マンションの契約でも楽天銀行にしたいと伝えたら対応していないので、別の銀行にしてください、と言われました。
このように「新たな形態の銀行」と呼ばれる銀行だと対応していないところはまだまだ多いため、都市銀に口座を作っておくとオールマイティで便利です。
まずは自宅や会社の近くにあるメガバンクの支店を確認して是非作ってください。
地方銀行・信用金庫に口座を作る意味
都市銀にとって、個人口座の数十万・数百万・数千万というのは別に大したものではありません。はっきりいえば、あってもなくてもどうでもいい口座な訳です。
しかし規模の小さい地方銀行や信用金庫において、数百万円の個人口座というのは大切な顧客です。
簡単に言えば都市銀では相手にされない融資でも地銀・信金なら融資をしてもらえる可能性はあります。
新社会人になってすぐに定期預金を作って、5年10年もすれば大切な顧客になっているので、融資も通りやすくなってきます。
将来起業したい時やマイホームを作りたい時、そういう時に一番親身に相談にのってくれるのが地銀や信用金庫です。
でも実績を作っておかないと意味が無いので、新社会人になったら月1万円でもいいので定期預金をしていって信用を積み上げていくことをおすすめします。
ゆうちょ銀行に口座を作る意味
ゆうちょ銀行に口座を作る意味は、割りと振込先の指定でゆうちょ銀行だけということがあるからです。
ゆうちょ銀行に口座を作ってなかったのですが、ある時、振込先がゆうちょ銀行だった時があったのですが、本当に振り込むのに手間取ったことがあります。
ゆうちょ銀行の各支店によっても異なりますが現金での振込をATMでは出来ないところもあったりして不便極まりない時がありました。
実際にゆうちょ銀行への現金振込は郵便局の窓口ですら4時までという事もあります。
そんな時はゆうちょ銀行に一旦現金を預金して、そこからゆうちょ銀行のATMを使えば簡単に振込めます。
振込のための口座ということで活用しておくと便利です。
また日本全国、ほぼ全自治体にATMがあるのもゆうちょ銀行です。
コンビニはなくてもゆうちょ銀行のATMはあります。
ネットバンクor新たな形態の銀行に口座を作る意味
2010年代であればネットバンクという言葉もよく使われましたが、ほぼすべての銀行がネットバンキングが当たり前になり、ネットバンクという言葉も陳腐化しました。
その一方で「新たな形態の銀行」というものが増えてきています。
1990年代までは見られなかった形態の銀行のことを「新たな形態の銀行」と呼んでいます。
具体的には下記のような銀行です。
- ATMや店舗を持たない楽天銀行やジャパンネット銀行
- 流通系の銀行とよばれるセブン銀行やイオン銀行、ローソン銀行
新たな形態の銀行の特徴には下記のようなものがあります。
- 一般的な銀行よりも預金の金利が高くてお得
- 流通系の銀行のATMであれば365日24時間、入金・出金が無料で行うことができる
- 振込手数料・他行のATM利用手数料がが預金残高等で数回無料になる
自宅にいながら簡単に振込もできますし、夜中でも近くにATMがあれば気兼ねせずにお金を引き出せるというのは非常に便利です。
4つの銀行口座を別の視点で活用する
4つの口座を作る理由を書きましたが、別の意味で4つの口座を使い分ける考え方もあります。
普段使い用 給与口座や公共料金引落し用
給料の振込口座や公共料金等の引落し用の口座として1つは作っておくものです。
これは会社にもよりますが、都市銀にしておくのが良いでしょう。もしくはそのまま普通預金にもするのであれば金利の面からネットバンク・新たな形態の銀行が適しています。
貯蓄用
定期預金のための口座です。これは実績を作るために地銀・信用金庫で作っておくのがいいです。
なお貯蓄用なので5年なり10年間は絶対に使わないと決めて貯めておくのがおすすめです。
自由に使えるお金用
お金があると使ってしまう…そんな人もいますよね。
そうならないようにある程度はお金を入れておくものの今月はこの金額までしか使ってはいけないとする口座です。
最初から3万円なり5万円なりを入れて、これ以上は使わないようにするという口座です。
もしくはデビットカード専用口座として買物はデビットカードのみにして使っても良い金額のみを管理する口座にしてもいいでしょう。
これはネットバンクで用意してデビットカードと紐付けるのが便利です。
目標用口座
少し高い買物、例えばパソコンだったり冷蔵庫だったり10万円から30万円くらいまでの貯金を目指した口座です。
貯まっていくことで目標に近づける、でも高すぎる目標は挫けやすいので半年から1年で目標金額を貯めるための口座として使うのが良いのではないでしょうか?
これは残りの口座、例えばゆうちょ銀行等が良いと思います。
4つの口座を作ろう
いろいろと説明してきましたが、銀行口座は1つだけでは不安なこともあるし、不便を感じることも確かです。
もちろん多すぎても管理が面倒です。そのギリギリの数が4つの口座だと思います。
また目的別に口座を分けることで上手く貯蓄も出来ていく場合もあります。
銀行はただお金を入れておくだけの場所ではありません。上手に使う事で様々なメリットが生まれます。
特に社会人になると忙しくて銀行に行くのも大変な時があったり、昼休みに行って長い行列に並んだために昼休みが潰れてしまったなんてよく聞く話です。
でも4つの口座とネットを上手く活用すれば昼休みを無駄にする機会も減ります。
将来的な事も考えて銀行口座は作って下さいね。
以上、社会人・新社会人は銀行口座はいくつ作る?おすすめは4つの口座を使い分ける、というお話でした。
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