学生時代、授業料は奨学金で賄っていた鈴木です。
大学や高校進学を控えた人や親御さんは学費をどのように支払うか悩んでいる場合もあるのではないでしょうか?
授業料ってかなり高額ですからね。
高校で公立高校なら月払いでそれほど高額ではありませんが私立なら年間一括とか3ヶ月一括というところもあって1度に10万円以上の出費が出てくるところも。
大学なら一括で100万円以上のところも普通にあります。
しかし、それだけの金額にも関わらず現金払い(振込)が一般的でクレジットカードで支払う事が出来ないところが圧倒的です。
アメリカでは授業料をクレジットカードで支払う事が出来るところが多いそうです。
残念ながら日本ではクレジットカードで授業料を支払える大学や高校は少ないものの、徐々に広がりは見せているようです。
でも実際はまだまだクレジットカードで学費を支払えるところは少なく、現金が無い場合はどうすれば良いのかも含めて説明していきます。
今はほとんどの学校で学費を間接的にクレジットカードで支払える
学費はほとんどクレジットカードで支払えないと書きましたが、実は間接的であれば支払う方法はあります。
NTTグループの「NTTスマートトレード」という会社が行っている「学費公共スマート払い」という仕組みを使えば、手数料2.9%は必要になるものの、クレジットカードによる支払いが可能です。
VISA・Mastercardのマークがついている3Dセキュア対応(本人認証システムのこと)のクレジットカードが対応しています。
仮に80万円の学費を振り込むと2.9%の手数料、つまり23200円の手数料はかかるものの、手持ちのお金が無い状態でも支払えるのは非常に助かりますよね。
なおクレジットカードのショッピング枠での利用になるので、ポイント還元率1%のクレジットカードなら実質手数料は1.9%になります。
支払い方法は一括払いのみ
支払い方法は残念なことに一括払いのみです。
ただし、あとから分割払いに変更できるクレジットカードやボーナス払いに変更できるクレジットカードなら対応可能です。
また分割払いにするのであれば、分割手数料が安いクレジットカードがおすすめです。
UCARO指定の大学もある
大学のみですが、「学費公共スマート払い」とは別にUCAROという仕組みを使ってクレジットカード払いができるサービスもあります。
近畿大学などは、入学に関するしおりでUCAROで支払えることを説明しています。
手数料は「学費公共スマート払い」よりも安いため、一括払いであればポイント還元分を考えると実質無料になる場合もあります(むしろポイント分お得な場合も)。
クレジットカード払いは増加する可能性あり
日本は少子化で今後、学校の運営というのは厳しくなると言われています。
その流れから入学者(の保護者)からの要望でクレジットカード払いが増えていくのであれば、学校側としてもその要望を聞くしか無い方向に進んでいくと思います。
ただし、富を持たざるものと持つものとの二極化が進むのであれば、お金を持っている人にしてみれば子どもの授業料で一括払いをする事にそれほどこだわりは無いと思いますが、お金を持っていない層にしてみれば教育ローン等の利用を頼らざる得ないと思います。
または奨学金の利用か。
しかしながら、教育ローンも審査があるため受けられない人も出てくるでしょう。
そういう場合でもクレジットカードのキャッシングに手を出すのはあまりお薦め出来ません。素直に教育ローンや他のキャッシングサービスで申し込んだ方が良いと思います。
クレジットカードだと気軽にまた借りてしまう傾向になってしまうかもしれませんので、返済しか出来ないキャシングサービスやローンを使うのが良いと思います。
なお大学の受験料はかなりのところでクレジットカード払いが可能になってきています。
奨学金で支払う場合
上記のような事を書いている僕ですが、僕自身は大学の授業料は奨学金で支払っていました。母子家庭だったので市の母子家庭支援の奨学金制度を利用しました(というか親が見つけてきてくれました)。
教育ローンを組む前に利息が物凄く低いか無い公的な支援を探す事をお薦めします。
僕の場合は約250万円を奨学金で借りましたが、返済は15年で卒業後6ヶ月後からの支払いというものだったので割りと楽に返す事が出来ました。当然無利子です。
しかし問題は僕が大学に行っていたのは約20年前であるという事。
学費はその時から1.5倍から2倍になっているので250万円では学費をカバー出来ません。
仮に500万だとすれば、月に3万円近い返済をしていく事になるので、かなり難しい方法にはなっています。
奨学金を借りた上で更に教育ローン等を組まないと無理な状況になっているのかもしれません。しかし卒業した後にそれだけ返済出来るだけの収入ある職業につけるかどうか?というのも別の問題ですが発生してきます。
難しい問題ですね。
支払えない場合は銀行のローンを申し込む
万が一、授業料が支払えない場合は消費者金融やクレジットカードで分割払いを考えるよりも素直に銀行等の金融機関で借りられないか相談をするのが良いでしょう。
銀行の方が金利が低い分、クレジットカードや消費者金融で借りるよりは良いからです。
クレジットカードでお金を借りて教育費にしようかと考えたとします。仮に50万円を借りて2年で返済しようとすると最終的には60万円以上を返済することになります。
でも教育ローンなら安いところなら53~55万円くらいの返済で済みます(あくまでも概算です)。
もし、授業料の一括支払いが無理だと思われたら、一度ネットで確認されてみてはどうでしょうか?
以上、大学・専門学校・高校の授業料・学費はクレジットカード払いできるか?というお話でした。
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