「クレジットカードのオフライン認証」と「オフラインでのクレジットカード決済」

クレジットカードでの支払いにおけるトラブルは大嫌いだった鈴木です。

クレジットカードのオフライン認証という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。

またオフラインでクレジットカード決済をするという話を聞いたことがある人も少なからずいると思います。

このクレジットカードとオフラインという言葉、どういう意味なんだろう？と思った方に詳しく説明をしていきます。

クレジットカード決済のオンラインとオフライン

20年前30年前だとまだ通信環境もよくなくて、通信を使ってクレジットカードの決済ができる場所は限られてきました。

しかし現在は、通信環境が整って、よほど田舎や山の奥だったりしない限りは通信ができるようになりました。

そのため現在はクレジットカードを使う度にクレジットカード会社にオンライン（通信）で承認をとって、承認が得られればクレジットカードが使えるという仕組みになっています。

そうはいっても通信ができない環境というのはどうしても存在します。

例えばクレジットカードが使える場所であれば下記のような場所・シーンがあります。

• 飛行機や船舶の中（ほぼ通信はできるようになりましたが）
• 電波の届かない山奥（登山口までタクシーでいく登山家は割といる）

また非常に稀ですがクレジットカード会社のサーバーが落ちるということもあります。

通信が出来ない、つまりオンラインではなくオフラインになった時にでもクレジットカードが使えるようにすることは常に考えられてきました。

クレジットカードのオフライン認証

オフライン認証はICチップ付きクレジットカードでのみ行われる方法です。

クレジットカードについているICチップは様々な情報をもっており、偽造防止にもなっており、オフライン時でも偽造かどうかの確認ができるようになっています。

だからオフライン認証はICチップから読み取れる情報だけで一旦認証を行い、オンライン状態になった時にクレジットカード会社に再度、認証を行うようにデータを送り認証される仕組みです。

ただし、後で認証した結果、本当は決済してはいけないクレジットカード（上限金額オーバー等）だったなんて事もあります。

この場合は契約によってクレジットカード会社側が負担をする場合や店舗側が負担をする場合があるのですが、店員の立場からすればオフライン認証は行いたくないものです。

また海外で行うと余分なものが実は購入させられていたなんて事もあるようなので、使う側としても気をつけたい事です。

オフラインでのクレジットカード決済

田舎の自動車整備工場等では、クレジットカードをオンラインで決済する仕組みそのものが無いところもあります。

でも昔からの流れでクレジットカード会社と契約していてクレジットカードが使えないことも無いというところがあります。

そういうところで今でも使われているのがインプリンターという機械です。

ただし、この場合は事前にクレジットカード会社に電話をして、電話認証というものを行うのが一般的です。

店員がクレジットカード会社に電話をして、途中でお客さんに電話をかわり、クレジットカード会社は電話でお客さんが本人であるかを確認し、クレジットカードが限度額に達していないか、支払状況に問題は無いかを確認します。

再び店員に変わって審査（認証）ができたか確認して、OKであれば場合によってはオフライン決済のための決済番号（4～6桁の数字）をもらい決済を完了させます。

2000年前半まではまだ割と行われているのが見受けられました。

1990年代なら結構見られた光景です。

この方法だと1人1人、クレジットカード会社に電話をして認証を得ないと行けないため、時間もかかるしお客さん自身も面倒なので今は本当に喜ばれませんし、ほぼ行われていません。

今は簡単にオンライン認証の仕組みが構築可能

少し前までは専用の通信回線を引いて専用端末を設置し、POSと連動させないとオンライン認証の仕組みは構築出来ませんでした。

しかし今だと簡単に構築できるようになっています。

Air PAYやSquareと呼ばれるiPhoneやiPadがあればカードリーダーを購入・レンタルするだけで、オンライン認証の仕組みが作れてクレジットカード決済が可能になるものがあります。

カードリーダーも無料で貸し出してくれるキャンペーンもよく行われています。

臨時でできた屋台村のような飲食店でもSquareでクレジットカード決済を受けているのを見たことがありますが、本当にスマホがあれば簡単にクレジットカード決済ができる世の中になったんだな～と思いました。

以上、クレジットカードのオフライン認証・オフライン決済についてでした。