イオンもヨーカドーも両方で買物をする鈴木です。
でも普段はマックスバリュです。
イオンとイトーヨーカドー、WAONとnanaco、よく比較されますが、両者のクレジットカードである「イオンカード」と「セブンカード・プラス」どちらがクレジットカードの機能としては優れているのでしょうか?
もちろん、よく買物をする方のクレジットカードを持っている方がお得なのですが、クレジットカードとしての機能や食費の削減を考えた時に、どちらが優れているのか説明します。
イオンカードを作るかセブンカードを作るか、悩んでいる方の参考になれば。
結論から言えば下記の通りです。
- クレジットカード機能ならイオンカードの勝ち
- 電子マネー機能ならセブンカード・プラスの勝ち
イオンカードとセブンカード・プラスの比較
単純にクレジットカードの性能比較です。
イオンカードはいろいろと種類があるので、最もイオンでお得になるイオンカードセレクトで比べます。
項目 | イオンカード | セブンカード・プラス |
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
申込み資格 | 高校生を除く 18歳以上 |
高校生を除く 18歳以上 |
引落し口座 | イオン銀行のみ (セレクト以外はどこでもOK) |
どこの銀行でもOK |
系列店舗での ポイント還元率 |
0.5~1% | 0.5~1.5% |
系列以外での ポイント還元率 |
0.50% | 0.50% |
電子マネー | WAON | nanaco |
電子マネーチャージ時 ポイント還元率 |
0.50% | 0.50% |
系列店舗での電子マネー ポイント還元率 |
0.50~1.00% | 0.45~0.50% |
系列店舗以外での 電子マネーポイント還元率 |
0.50% | 0.50% |
ポイント利便性 | 1000ポイント からの交換 |
1ポイントから の交換 |
旅行傷害保険 | なし | なし |
買物保険 | 業界1位とも 言われる充実 |
海外利用時のみ |
分割払い手数料 | 業界1位とも 言われる低金利 |
一般的な金利 |
年会費はともに無料
イオンカードもセブンカード・プラスもともに年会費は無料です。
一部のサイトでセブンカード・プラスは年会費がかかると書いてありますが2020年1月より年会費無料のクレジットカードとなりました。
ともに無料なので、勝ち負けはありません。
結論:引き分け
申込み資格・カード作成難易度
セブンカード・プラスの申込み資格には「未成年・学生の場合は親権者の同意書が必要」と書かれていますが、イオンカードには書かれていません。
ではイオンカードの方が難しいのか?と言われるとそんなこともなく、イオンカードも親の同意は必要です。
- セブンカード・プラス=親権者の同意書が必要
- イオンカード=電話による親権者の確認が必要
イオンカードは親権者の同意について、少しわかりにくいところに書いてあるので気が付かないだけで、ともに申込み資格・カード作成の難易度は変わりません。
結論:引き分け
引き落とし口座について
数あるイオンカードの中でもイオンカードセレクトのみ引落し口座が「イオン銀行」と指定されています。
イオンカードセレクト以外のイオンカードは銀行の指定はありません。
セブンカード・プラスは引落し口座の指定はありません。
結論:イオンカードセレクトであればイオンカードの負け
系列店舗でのクレジットカード利用時のポイント還元率
- イオンカードならイオンやマックスバリュ等のイオン系列の店舗でクレジットカード払いをした時
- セブンカード・プラスならイトーヨーカドーやセブンイレブン等のセブン&アイ系列の店舗でクレジットカード払いをした時
それぞれのポイント還元率は下記の通りです。
- イオンカード:0.5~1%
- セブンカード・プラス:0.5~1.5%(実質0.5~1%)
セブンカード・プラスの方がよく見えますが、1.5%貯まる店舗というのが滅多に使わないというか、ほとんどの人は一生使わないところなので、ほとんど意味がありません。
結論:引き分け
電子マネーへのチャージでのポイント還元率
イオンカードの中で電子マネーWAONにチャージしてポイントが貯まるのはイオンカードセレクトのみです。
他のイオンカードは電子マネーWAONへのチャージでポイントは貯まりません。
しかもイオンカードセレクトのチャージはイオン銀行からの即時引落しによるチャージのため、クレジットカードチャージではありません。
イオンカードでWAONへのクレジットカードチャージでポイントが発生するものはありません。
でもセブンカード・プラスはクレジットカードチャージでポイントが貯まります。
結論:セブンカード・プラスが利便性で勝ち
系列店舗での電子マネー利用時のポイント還元率
- イオンカードならイオンやマックスバリュ等のイオン系列の店舗でWAON払いをした時
- セブンカード・プラスならイトーヨーカドーやセブンイレブン等のセブン&アイ系列の店舗でnanaco払いをした時
ということならWAONの勝ちです。
実はnanaco、系列店で使う方がポイントが少ないんです。
- nanaco=系列店での利用は216~220円(税込)で1ポイント
- WAON=系列店での利用は200円(税込)で2ポイント(一部1ポイント)
結論:イオンカード(WAON)の勝ち
系列店舗以外での電子マネー利用時のポイント還元率
WAONもnanacoも系列店以外では、0.5%のポイント還元率なので、引き分けです。
ただし両社のショッピングモールである、イオンモールとアリオで比べると、イオンモールのテナントではWAONのポイント還元率は1%がほとんどですが、アリオでは0.5%になります。
結論:イオンカード(WAON)の一応勝利
ポイントの利便性
- イオンカードで貯まるポイントは電子マネーを含めて3種類
- セブンカード・プラスで貯まるポイントは1種類のみ
イオンカードはポイントが複雑すぎて社員すら理解しきれていない状態です。
またイオンカードのクレジットカード決済でたまる「ときめきポイント」は1000ポイント以上500ポイント単位でしか使えません。
セブンカード・プラスは1ポイント単位で電子マネーnanacoに交換して使えます。
結論:セブンカード・プラスの勝ち
買物保険
クレジットカードで購入した商品に対して補償をつける買物保険
イオンカードのショッピングセーフティー保険は数あるクレジットカードの中でも最強と言われるほど優れています。
セブンカード・プラスは国内での買物は対象外で海外での買物のみで内容もそれほど優れていません。
結論:イオンカードの圧勝
分割手数料
上記の記事を見てもらうとわかりますがイオンカードはクレジットカードの中でも分割手数料が最安値級です。
結論:イオンカードの圧勝
クレジットカードの性能比較はイオンカードの勝利
上記の項目ではイオンカードが4勝、セブンカード・プラスが3勝となっており、イオンカードの方が勝利しています。
ただ系列店以外で使う場合
- クレジットカード機能ならイオンカードの勝ち
- 電子マネー機能ならセブンカード・プラスの勝ち
と言えます。
どちらが一概に上とは言えません。
電子マネーが使える場所はWAON(イオン)の方が多いのですが。
どちらがお客さん目線でカードを作っているか?
イオンカードもセブンカード・プラスも、系列の店舗で使われることを前提に作られたクレジットカードです。
つまり店舗利用のお客さんのためにつくったクレジットカードと言えます。
ではどちらがお客さんの立場で作られたか?と言えば断然セブンカード・プラスです。
というのも、イオンカードはポイントが「ときめきポイント」で、WAON一体型でWAONで支払うと「WAONポイント」と「WAON POINT」がたまります。
- ときめきポイント
- WAONポイント
- WAON POINT
と3つのポイントを管理しないといけないことになり不便極まりないのが実情です。
一方のセブンカードプラスは、クレジットで支払っても、nanacoで支払っても貯まるポイントはnanacoポイントですから、ポイントの管理も非常に楽になります。
- イオンカード=3つのポイント管理が必要
- セブンカードプラス=1つのポイント管理でOK
ただでさえ、ポイントカードとかポイントの管理は面倒なのに、これ以上複雑にしたくないのなら、セブンカードです。
イオンとイトーヨーカドーで考えよう
イオンカードとセブンカード・プラスを比べてきましたが、イオンとイトーヨーカドー、どちらを使うことが多いか?を考えて作るのがおすすめです。
もし両方とも使うのなら両方のクレジットカードを作ってしまうというのもありです。
両方を使っているから、両方のクレジットカードを作ったよ
千葉県に新京成線「新津田沼駅」という駅があり、北口にはイオン、南口にはイトーヨーカドーがあるというまさにライバルが並ぶところがあります。
この駅を使う人は、両方のクレジットカードを使っているそうです。
というのも
- 20・30日はイオンで買物をする
- 8・18・28日はイトーヨーカドーで買物をする
と決めているため、両方のクレジットカードが必要になるとのこと。
どちらのクレジットカードがお得か?ではなく、どうすれば安く購入できるのか?どうすればお得に買物ができるのか?を考え方が建設的です。
なおイオンとイトーヨーカドー、どちらがお得か疑問に思ったら下記記事をご覧ください。
以上、イオンカードとセブンカード・プラスを比較した結果でした。
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