流通ニュースというサイトをチェックしているとイオンコンパスというイオングループの子会社が、イオングループのお得情報集約サイト「iicoto NAVI(いいことナビ)」と作ったと報じていました。
これ、イオンドットコムとどう違いを儲けるのか?全くわからないんですけど、イオン、大丈夫ですか?
iicoto NAVIとイオンドットコム
流通ニュースでは下記のようにiicoto NAVIが紹介されています。
イオンコンパスは9月4日、全国のイオン、イオンスタイル、マックスバリュをはじめとするイオングループ店舗の販売促進キャンペーンやイベント情報をまとめたおトク情報サイト「iicoto NAVI(いいことナビ)」をオープンしたと発表した。
それぞれの店舗で掲示していたキャンペーン情報を集約。「トレンド感あるコト体験」「グルメ」「生活用品」などの懸賞・プレゼント情報を中心に、おすすめ商品やサービス情報を掲載する。
「iicoto NAVI」へ会員登録し、地域を選択すると、近くのイオングループの店舗からセール、イベントの情報を案内する。
また、会員登録すると、最新のキャンペーンやイベント情報を告知するメールマガジンの配信サービスも開始した。
流通ニュースより
イオンコンパスは元々はジャスベルという会社でイオンの旅行会社として登場しました。
最近は個人旅行というよりは法人向けの旅行がメインになっており、小売・流通視察のためのツアーを積極的に行っていました。また会議室運営も始めています。
ただし昨今のコロナ禍により営業が振るわなくなっているので、別の収入源を得ようと模索していたと思うのが自然であり、その中でイオンのお得情報サイトを運営して、イオン内から販促費を得ようとしたのではないか?と予想されます。
ただその一方でイオンドットコムというサイトもイオングループにはあります。
イオンドットコムは、イオンドットコム株式会社が運営するイオンのお得情報サイトです。
AEON.com(イオンドットコム)は、イオングループの耳寄りなお買い物情報が集まるポータルサイトです。
「イオンでお買い物をするなら、まずAEON.comをのぞいてみよう」。そう思っていただけるよう、お得でうれしい、選りすぐりの情報をお届けします。
イオンドットコムより
どちらもイオングループのお買い物情報・お得情報を掲載するポータルサイトであり、どういう違いがあるのか、現段階では把握できません。
ただ、ユーザー(お客さん)の目線からすれば、似たようなサイトが2つ乱立して、更に最近であれば、イオンのアプリも増え、よくわからない状態にさせています。
乱立するイオンのサイトとイオンのアプリ
例えば、イオンでお得に買物をしようとするとイオンカードを持っていて、WAONも使うことになりますが、そうなるとスマホにインストールしておくアプリは下記のようになります。
- smartWAON(WAONポイントやWAON POINTの合算のため)
- イオンウォレット(クーポン発行のため)
- イオンお買物アプリ(クーポン発行のため)
- etc
そしてお得な情報を得ようとするとイオンドットコムを見て、iicoto NAVIを見ることになる訳ですが、それって、お客さんのためになっているのかな?と思いませんか?
まあ、こうなるのもイオンという会社は縦割りの会社で横の連携が出来てないためだろうな・・・というのは想像するのに容易いと思います。
そこがネックになって、イオンは日本で一番の小売業の会社なのに、ネットではネットスーパーを除いて、非常に遅れを取っているんですよね。
デジタルシフトをかかげてから数年が経過しているイオン、おそらく会社として意識改革をしない限りは、ネットでの覇権は握れないと思っています。
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